12月 年納め
気持ちよく一年閉じて 来る年を思う
極月ごくげつの花
一年の塵芥を掃き清め
清浄で 簡にして要を得た
侘茶の湯の花の精神を旨とします
もみぢ葉をなに惜しみけむ木の間より
洩りくる月は今宵こそ見れ

具平親王

 

聖夜の花
敬虔けいけん
静寂の中に光を見つめるように
聖夜の冬の詩情を謳います
迎春の花
歳神様への寿ぎの花
「ハレ――万々歳ばんばんざい」 祝いの気持ちを
形に色に込めます
1月 あらたまの年
清新な年の始まりに
草木花への感謝の手を合わせる
祈りからまた一歩前へ
静思のときを重ねつつ進みます
新しき年の始の初春の
今日降る雪のいや重け吉事

大伴家持
四季に習う

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